設計製作実績

ＴＷＩＮＳＣＡＭ（水面合成カメラ）

水面を挟んで、「水上」と「水中」の上下にテレビカメラを設置し、水上と水中の映像を合成して、画像を出力します。水中カメラは、水上カメラの動作情報に基づき、自動制御しています。また、ズームやパン動作を行っても、常に合成可能な画像を出力します。
本装置は、2010年5月に開催された「第86回日本選手権大会シンクロナイズドスイミング競技」において初めて使用され、2012年の国際大会でも使用、テレビ放映されました。

[設計・開発データ]
○納入先　日本放送協会（ＮＨＫ）様
○開発期間　6カ月
○開発人数
　・機械設計2名、電気設計2名、ソフトウェア開発2名
○弊社設計箇所
　・駆動系
　　アーム、カメラ上下動モータ動作、カメラパン動作
　　2台のカメラのピッチ動作
　　水上、水中カメラ動作
　　（ﾊﾟﾝ、ﾁﾙﾄ、ｽﾞｰﾑ、ﾌｫｰｶｽ、ｱｲﾘｽ）
　・画像出力　出力される2つの画像の制御
○使用技術、技術要素
　・機械設計
　　高分解能、低騒音モーター選定
　　高剛性設計、駆動系設計
　・電気設計
　　電源回路、アナログ回路、筺体内配線
　・ソフトウェア設計
　　モーター制御、画像処理
　　チルト、フォーカス自動制御、ワイプ制御

移動ロボットカメラ

位置を指定すると、そのセットした位置まで自動で走行します。さらにカメラを昇降、パン、チルト、ズーム、フォーカスさせ、撮影を行います。CG合成等の撮影に用いられ、人間の操作では難しい位置精度の高い撮影が可能です。
　NHKにて開発中の「バーチャルシステム」に組み込まれ、、多様な映像の演出が可能となっています。現在は、情報番組の「クローズアップ現代」で実運用されています。
[設計・開発データ]
○納入先　日本放送協会（ＮＨＫ）様
○開発期間　8カ月
○開発人数
・機械設計2名、電気設計2名、ソフトウェア開発2名
○弊社設計箇所
・駆動系
　カメラヘッド部、雲台部
（パン、チルト、ズーム、フォーカス）
　ペデスタル部
（位置再現、昇降、衝突防止、巻き込み防止）
○使用技術、技術要素
・機械設計
　高分解能、低騒音、低振動モーター選定
　高剛性設計、駆動系設計
・電気設計
　電源回路、アナログ回路、筺体内配線
・ソフトウェア設計
　モーター制御
　パン、チルト、ズーム、フォーカス制御